2008年07月

太陽と海の教室 第二話

灯里、七股発覚!七股って\(◎o◎)/ まぁかわいいというか、女性っぽいというか、雰囲気ある子だよね。 こんな子に振り回されているのが八朗。でも好きだから仕方ないんだよね。

愛はお金で買える、そんな風に考えている灯里を救うために、無償の愛を示した八朗。でもなかなかその思いは届かない。

灯里は、一人の男に誘われデートにいくも、もらったバッグは返すという。大切な友達に言われたからと。そう、これは八朗のこと。表面上はつっぱっているけど、八朗の灯里を思う気持ちは届いていたんだよね。

とはいえ、連れ込んだ男、バッグを返すと言われたところでおさまりは付くはずもない!とうとう灯里に襲いかかった。携帯で必死に助けを求める灯里。しかし、八朗は携帯が鳴っても出なかった。周りの仲間も灯里の身勝手な態度に呆れていて、携帯に出るなという。

“灯里への気持ちはそんなもんだったのか?”
出た!おせっかい櫻井先生。八朗が携帯に出ると、そこには灯里の助けを求める声が!

ジャーン!!ここからが青春ドラマ!八朗がまず到着。櫻井先生&仲間が到着。あれれ、先生どこへいくの?と思ったら、屋上からロープを垂らし、窓を突き破って部屋へ侵入!!あり得ね~(◎∇◎)ノ彡 !

ドアの外では灯里を心配して駆け付けた八朗と仲間たちの声が響く。
櫻井“人の心は売りものじゃない。「ウサギのリンゴ」と「時計やバッグ」どっちがいい?”
灯里“ウサギのリンゴ”。
八朗が前にお弁当を作ってくれたときに入っていたデザートだ。
人の気持ちの温かさ、優しさ、思いやりを、灯里は実感できたようだ。

今回は灯里と八朗がメインのストーリーで、ポイントに櫻井先生が登場。動き出すきっかけを作っていた。出過ぎずそれなりの役割を果たすという感じで、見ていて違和感はなかった。

では、櫻井先生の授業シーンを見てみよう。
国語の時間なのに他の科目の内職に励む生徒たち。内職を認めてもいいが、この問題を解けたら、という条件を出す。

「八万三千八三六九三三四七一八二 四五十三二四六百四億四百」

これなんだ?と視聴者も思ったでしょうね。正解は

「山道は 寒く寂しな 一つ家に 夜毎身に凍む 百夜(ももよ)置く霜」

短歌だったのでした。
“志賀直哉”について述べているシーンもありましたが、文学史の授業か?な~んて思ったりして。話していることはいいとして、黒板の文字、もうちょっとなんとかならんか?普段癖字なので、それをそのままにしているようでしたが、どうも気になってしまったよ。

太陽と海の教室 第一話

織田さん扮する教師、櫻井朔太郎。海で溺れていた子どもを助ける場面から登場する。スーツ姿で二人の子どもを抱えて陸へと上がってきた。何なんだ?訳わからん。。

そこに居合わせたのが、水泳部のエース洋貴と幼馴染の凛久。櫻井を先生とは知らず、また櫻井先生も普通に名乗らず、頓珍漢な会話に終始。呆れかえった洋貴と凛久は学校へと向かった。

体育館での集会中、二人は遅刻して到着。理事長がセンター試験までの時間について力説している。偏差値が全て――。超進学校を印象付ける話だった。

そんな中、海水でずぶ濡れになったままの櫻井先生が入ってきた。周りを囲む生徒たちに向かってごあいさつ。“よろしく!(ガッツポーズ)”シラッとする生徒たち。そりゃーいきなりあれじゃどう反応したらいいか分からないよね(^_^;)

櫻井先生は3年1組担任。教室には静かに座って勉強する生徒たちがいる。初めての“授業”で教室へと踏み入れた。教壇に向かうか?と思いきや、そうではない。“いい匂いがするな~。朝シャン?” 大きな消しゴムを見て“300円もするのか~”と寝ている生徒の頭に乗せる。普通なら寝ている生徒を起こすだろうに。。。

“将来の夢は?”との問いに、誰も答えることもなく、授業をして下さいと急かされる。受験しか頭にない生徒の容赦ない“攻撃”に動じることもなく、うまくやりとりしながら“授業をしよう”となったが、教科書とノートはしまうように指示した。何をするかと思ったら、“にらめっこ”をするという。当然、生徒は“アホらしい”という態度を取る。一人二人と席を立ち、教室から出て行った。

その気持ちは分からないでもないが、あの生意気な生徒の言動、はっきりいうてムッとします。可愛げないわ~。チャンネル変えたろか!と思ったよ。そやけど、現実にも似たような態度を取る生徒はいる。立場上、平静を装って接していたけど、人としては嫌い!という気持ちはあったね。教師であっても人間なのよ。お互いに言動には気を付けないとね!

その“にらめっこ”。最後の一人に残ったのが洋貴だった。それを見守っているのが凛久。にらめっこ中に洋貴の電話が鳴る。末吉だ。洋貴の父が経営する造船所を“乗っ取った”相手の息子。水泳部の対抗戦で洋貴にわざと負けるように指示してきていた。それだけではなく、徹底的におとしめるような仕打ちを重ねていた。

この末吉、最低な奴だね。“虎の威を借る狐”とはこいつのことだよ。事情を知った櫻井先生、洋貴の代わりに何でも言うことをきくから、洋貴を自由に泳がせてやってくれ、と頼みにいった。それをいいことに“三つのしごき”を課し、櫻井先生もそれを成し遂げた。これで終わりかと思いきや、ついて来ていた凛久に対し、これまた要求をする。なんと、下着姿の写真を撮らせろ!だと。グッと詰まったものの、凛久はそれを了承しようとした。そんな凛久を遮り、櫻井先生は対抗戦の会場へと連れて行こうとした。末吉がブチ切れて、洋貴の父に土下座させると言い放って去って行った。

末吉は仲間数人を引き連れ、洋貴の父の所にいた。凛久が駆けつけ、下着姿になるからと末吉を止めようとした。急かす末吉。ボタンをはずす凛久。もうダメか!!と思った時、シャッターが開き、そこにはチェーンソウを持った櫻井先生が!怖っ!末吉に近づいたかと思うと、階段を上り屋上へ。造船所の元の看板が見えるように、新しくかけられた看板を切って蹴飛ばしたのだった。これは爽快だった!末吉がいきがって文句をいうも、櫻井先生にたしなめられ、洋貴の父も“つぶすんならつぶせ!”と強気の一言が。やったね。お父ちゃんも目が覚めたのかもしれないね。

凛久が元の看板を写メールして洋貴に送った。洋貴は精一杯に泳ぐことができたようで、対抗戦にも勝つことができた。同じ高校生なのに、親の地位に物を言わせ相手を操ろうとするなど言語道断よ。ほんまこいつは許せん奴やった。

事務長と校長との意味有り気なやりとりが交わされている。事務長は中卒で、今の地位を築くのに相当な苦労をされたようだ。学歴さえあればこんな苦労はしなかった。その思いが生徒への受験指導に繋がっていたのだ。確かに一理ある。けれど極端すぎるのではないか。何か恨みを晴らしているような感じに見えてしまった。それはさておき、校長が出したマル秘資料、明るみに出ると生徒が卒業できなくなる!と過激な発言もあった。もしかして、以前に現実でも問題となった“未履修”に当たるようなことだろうか。(あくまでも想像ですが。)にも関わらず、事務長は強気発言。これは大変なことになりそうだ。

校長と櫻井先生が静かに話している。校長は、立て直しを櫻井先生に依頼していた。しかし、自分は力になれないという。それを知っても櫻井先生は動じなかった。いったいこの先生はどこへ向かうのだろう?

夕方の海岸、サーフボード片手にサングラスの櫻井先生が立っている。クラスの生徒一人一人のフルネームを呼んだ。“この夏の思い出を一緒に作ろう!”くさ~いセリフ。高校3年生、しかも超進学校の生徒には“あり得ねぇ~(―_―;)ウーン、、、 ”と感じさせるものだったに違いない。

そそ、副担任、若葉先生は校長の娘だったのね!東大出ても何をやったらいいのか分からない、お勉強だけができたお嬢さん。私学だから採用もできたってことね。世間ではあり得ない、あってはならない採用が問題になっていますが。でもこのお嬢さんとある一人の男子生徒の間にも、何やらストーリーがあるようで気になるところです。

あまり期待はせずに見始めたわけですが、櫻井先生の今後については興味が湧きました。いろいろと起きるであろう問題にどう取り組むか、その言動に注目はしてみようと思います。ただ、生徒の態度や言動は、ほんまに嫌やなぁ(―_―;)ウーン、、、 と思ってしまうので、そういう意味では好きになれないドラマになるかもしれません。元ではあるけど、職業柄受けつけないって感じかな。

クライマーズ・ハイ

日航ジャンボ機の事故が起きた時、私は家族と夕飯を食べていました。テレビでニュース番組を見ている途中、テロップが流れ、すごく不安になりました。結局墜落したと分かり、一度も飛行機に乗ったことのなかった私は、何があっても飛行機には乗りたくないと思いました。また、夏休みということもあり、連日ワイドショーなどのリポートを見ては、なんとも言えない気持ちになりました。

亡くなった方が判明すると、関西の方も多く、直接の知り合いではないものの、あそこの誰誰さんがね、ということをよく耳にしました。残された遺族の方の痛ましい姿を伝え聞いては、気分も落ち込んだものです。

そんな経験があるので、この「クライマーズ・ハイ」を見に行くことには抵抗がありました。とにかく“怖い”ということが蘇ってきたもので、映画館で最後まで見られるかどうか自信がありませんでした。

しかし、この映画の情報によると、新聞記者中心に描かれているとのこと。しかも、堤さんが主役というので、是非観たいという気持ちもあり、思いきって観に行きました。

最近とても忙しく、寝不足気味だったのですが、最初から最後まで眠気には襲われませんでした。緊迫する場面が多いと感じたせいもあるかもしれませんが、そろそろキツイなぁと思う頃に、“現在の山登りのシーン”に切り替わり、私にはこの構成が心地よく感じました。

先日見たトーク番組で、監督さんが“ネットで山登りシーンがない方がいいと書かれていた”ということを取り上げ、それについて語られていました。私は、この山登りシーンがあるからこそ、メリハリがついて良かったように思いました。ずーっと事故当時の一週間の場面ばかりだったとしたら、辛さだけの映画で、一度観たらもういいわ、となっていたような気がします。

あの事故を忘れないで欲しい。遺族の方々はそのように思っておられる方も多いと思います。映画化されたことが、その一助となったとは思いますが、私個人は、あの事故のことは忘れてはいません。この先も忘れることはないでしょう。

この事故と全く関係はないのですが、従弟が一人、この事故の十日後に亡くなっています。15歳。池で遊ぼうと中へ飛び込み、事故が起きたようです。だから、日航ジャンボ機の事故のことを耳にすると、おのずと従弟のことも思い出されます。あれから23年。生きていたらどんな風になっているかな、と思ったりします。
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