ドラマ

太陽と海の教室 最終話

ハチ、なんで死んでしもたんや~(ノ_-;)ハア…
とまぁ、結局分からずで終わるとは、あんまりだね。

最終話放送から一週間、録画したのも見直す気もせず、このドラマは何を伝えたかったのかな、とぼんやりと思うだけだった。

最終話の始まりは、未履修問題の発覚。不足分をきちんと補習しようという櫻井先生VS特別措置により、受験後のレポートで終わらせようとする事務長。生徒たちが自分で決めたいといい、多数決を取る。そんなことあり得へんやろ?どっちにするにしても、生徒の意思で決まるなんてこと聞いたことないよ。

一旦は事務長案に従ったものの、櫻井先生が“一人補習”を始め、柴草先生もついにはそれに賛同、副校長も協力できると囁き、若葉先生も生徒たちに訴え、流れは櫻井先生指示へと変わる。それで結局補習を受けることになったと…。説明してしまえばこんな一言で終わるが、ドラマならこの部分を膨らませて描くことができそうなものなのに、最終話の一部分に閉じこめてハイおしまい。ちょっとコンパクトにまとめすぎで、“あらすじ”でも読んでいるような気分になった。

日輪祭。なんや一応やってましたね。それも一クラスだけで…(-_-) あ、他のクラスはやらなかったんでしょうか?このクラスだけ独自にやってしまったのかな?

その日輪祭に、雪乃が登場。それまで姿が見えなかったので、このままドラマが終わったらなんて中途半端な!と思うところでした。しか~し!灯里が雪乃に親しそうに寄っているのには違和感があった。そりゃ~ハチが優しかったから、その思いを受け止めての態度だと理解すればいいのかもしれないが、実際にはそんな割り切れるもんじゃないでしょ?ちょっと間をおいた態度を見せた方がリアルだったと思う。

進路についても、洋貴と凛久のやりとりがあって、一緒の大学を目指さないということに。これも膨らませたらもっと気持ちの変化が分かるドラマになるのにあっという間に解決。なんじゃこりゃ?!です。

気が付けば、冬用制服を着て海岸を歩くいつものメンバー。手には筒を持っている。もしかして…。卒業してるやん!!(・_・)...秋からの出来事すべて省略!ドラマでは、ある程度進んで“一年後”とかって描かれることはよくあるけれど、このドラマはそんな省略で終わったら意味ないように思うなぁ。

というわけで、櫻井先生のキャラもいまいちつかめず、若葉先生はヒロインだったようだがその印象もなく、多くのいい俳優さんたちの良さもあまり見られず、なんか気の毒なドラマでした(-_-) 唯一良かったと思えるのは、若手の俳優・女優さんたちがそれなりに頑張ってたかな、ということ。若手はどんなドラマであれ経験は積みたいでしょうし、これはこれで良かったのかも。

織田くんのドラマは録画した後DVDに収めていましたが、今回は全くの手つかずです。とりあえずHDDには残してますが。ドラマを見るのは好きなので、今回の消化不良解消するために、別のドラマに走ってしまった今日この頃。「ピュア」や「恋ノチカラ」は何度見てもいい(゚-゚)(。_。)ウン 織田くん、次のドラマではいい作品に巡り合えるといいのにね。

太陽と海の教室 第九話

ハチ!なんで死んでしもたんや~(―_―;)ウーン、、、 
回想も何もない。あの静かな海が突如荒れた?大波が来て船が転覆した?天候が悪かったとか、波が荒かったとかなら想像は付くけど、あれでは無理でしょう。

雪乃が言ってました。“ライフジャケットが一つしかなかった”って。なんで知ってるん?気を失ってたやん。後から誰かに聞いた?もう訳分からん。。。

棺に入ったハチ。リアル過ぎる。あそこまで見せる必要あるのかな?それよりももっと描くべきことがあったように思う。それこそ、“遭難”の一部始終を見せるべきよね。雪乃もなんや“怖い”雰囲気のままで、ハチの家に訪問した時も、灯里にカッターナイフ突きつけらた時も、“ごめんなさい”と口で言ってはいるものの、いまいち感情が伝わって来なかったなぁ。

櫻井先生、それなりに話していたけど、これまたあまり伝わって来なかった。なんか印象が薄くなってきた。見る側の気持ちの問題かな~。

人が泣いているのを見ると、ついもらい泣きしてしまう。でも、これはドラマの場面で感動しているのとは違う。泣けると“いいドラマ”と錯覚してしまいそうになるが、今回はそうじゃない。ただその場面につられただけ。ずるいよな~。これが、自然な流れでの“死”であればそんな風には感じなかったと思う。今回のは疑問だらけの“死”、本当に必要か?と思われるような“死”だったので、ウルッとは来てもただそれだけだったのだと思う。

それにしても、灯里は可愛くなったかも。シラッとダラッとしただけの印象から、ちょっといい印象になったかな。

そそ、ハチのお母さん、「冗談じゃない!」に出ておられた方でしたね。ドラマの筋とは何の関係もないですが、“おぉ、また共演!”と、それが分かったことが嬉しかったかも(^_^;)出てこられるたびに前の役柄思い出して、すっかり感情が飛んで行ってました(苦笑)

さて、次週の最終回。履修問題解決に向けて動き出すようですが、こんな大きな問題を一回に詰め込もうとはね。15分拡大でも難しいでしょ。どんな結末が待っているのか、消化不良!!!!とまたまた叫んでしまうかも。

太陽と海の教室 第八話

自殺しようとする雪乃に追いついた櫻井先生、二人一緒に階段から落ちた。額から血を流す櫻井先生。その手を振り払って逃げようとする雪乃。櫻井先生の「田端!」の声に反応したハチが雪乃を全身で捕まえ、なんとか事なきを得た。

その後、雪乃の元へ静岡から両親が駆けつけ、理事長の勧め転校することになった。櫻井先生は、雪乃と話をしようとするが思うように行かず、電話番号を知らせたり、手紙を書いたりなどして、意思の疎通を図ろうとしていた。

一方、ハチは灯里にこれまでのいきさつを話し、なんとか理解を得ることができた。そして灯里のハチへの気持ちも知るところとなり、二人にとって幸せな時間が訪れるかに見えた。

静岡へ行ったはずの雪乃からハチに電話がかかる。ハチの後ろにいるという。ナイフを持って立っている姿が!!めちゃ怖~い\(◎o◎)/ ホラー映画の一シーンかと思ったよ。

優しいハチをまた巻き込みにやってくるとは、なんてヤツだ!と思ったら、場面は船の上。気を失っている雪乃。櫻井先生に連絡を取ったハチは、ライフジャケットを着るように言われるが、一つしかなかったので雪乃に着せてやったのだ。そして、灯里に電話。心配しないようにという。灯里はハチの言葉を信じ、浜辺で海を見つめていた。

すると、突然遭難連絡、雪乃は助られた。ハチを迎えに行くと櫻井先生が船に乗り込んだところ、心肺停止状態で発見されたものの亡くなったとの連絡を聞くことに。

え?( ̄。 ̄;)  海上は荒れてなかったよ~。なんで海に落ちたのよ?次回にそのあたりの事情が出てくるんだろうけど、めちゃ唐突で分かりにくいわ~。ほんま、納得のいく事情を説明してくれるんでしょうね?なかったらまた消化不良になるわ(-_-)

櫻井先生のキャラも、いまいちよう分からんです。今一話見たら、とても同じキャラとは思えないと思うなぁ。いろんな面を持っているというのはそれはそれで悪いわけじゃないけど、このドラマで何をメインに伝えたいのかがやっぱりわかりにくいなぁ。どんな結末になるか想像つかないけど、消化不良だけは避けて欲しいな。

太陽と海の教室 第七話

誰かがこの世からいなくなる。
いったい誰?!とめちゃくちゃ気になった回でした。
なのに、これからという時に画面は“首相辞任の生中継”へ切り替わった!!せめて10時まで待ってくれよ~。

録画していたけど、テロップは入るは、途中で画面は変わるは、ドラマの途中で録画は止まるは、もう散々でした。国の一大事だから仕方ないのかな。いや~でも30分くらいずらしたっていいやんか~(ノ`△´)ノ

それはさておき、雪乃に振り回されているハチは可哀そうだったなぁ。優しいし気のいいところに付け込んで、雪乃はなんて奴だ!と思ったよ。友達に裏切られて落ち込み死にたいと言う。そこへハチを道連れにしようとする。ハチは、“灯里のことは好きじゃなくなった”と涙ながらに公言までして雪乃をなんとか立ち直らせようとした。それなのに、雪乃は“元彼から連絡があった、じゃぁね”って。自己中もいいところ。ところが、それは騙されていたことがわかり、再びハチに電話。さすがのハチも冷たく言い返したのだが。。。そこへ櫻井先生からハチに電話があり、これまでの経過が明るみに。雪乃の住むマンションへ急ぐと、雪乃はどうやら自殺をしようとする雰囲気だった。櫻井先生の説得に耳を傾けようとしたところへ邪魔が入り、逃げる雪乃に追いついた櫻井先生、一緒に階段の下へ倒れこみ…。つづく あ~消化不良( ̄。 ̄;)

誰が亡くなってしまうのか。引っ張るね~。これで視聴率挽回を図ろうとしているのだろうか。一応気になるから、次回も見たくなるしね。

若葉先生の“先生の仕事は割に合わない”という話に、櫻井先生は
「教師の仕事はゴールに着くことじゃない」
「彼らの背中を見送り続ける」
「結果は、彼らがゴールに着いた時に知らせてくれる」

と答える。

これはとても共感できた。子どもたちを受け入れて卒業するまで関わるのだが、卒業=次へのスタートなんだよね。進学するにしても、就職するにしても、新たなところへ送り出してやることが仕事だから。保育の短大へ進学した生徒から、卒業して幼稚園に就職しました、その後児童クラブの先生に転職して頑張っています、と近況報告をもらったことがある。また就職したけど、やはり手に職が付けたいからと看護学校へ行きました、国家試験に通って今は○○病院で仕事をしています、と連絡をもらったこともある。また、大学を卒業して就職、結婚、出産しましたよ、と久しぶりに年賀状をくれる子もいた。

それぞれの人生を歩んでいることを、かつて関わった一人の教師に知らせてくれる。とても嬉しいことだし、教師になって良かったと本当に実感できる瞬間だ。仕事をしているときは毎日の色々なことに追われて、しんどい!休みたい!と思うこともあった。でも、生徒の顔を見たり、一緒に活動したりすると、そんなしんどさも忘れてしまうことが多かった。現場を離れてからもうずいぶん経つが、やはり教師になって良かったと思う。病気になってしまったのもこの仕事についたからだけれど、それでも教師という仕事を経験できたことは私にとっては宝だと思う。


本題から離れてしまったが、櫻井先生の中にもきっと教師になって良かったという気持ちはあるのだろうと思う。ドラマのストーリーはのらりくらりだが、そういう面を徐々に感じる気はする。

太陽と海の教室 第六話

“39時間後、地球が滅亡する~”と不思議ちゃんの真由が、皆の机の上をまたいで教室から飛び出した。

真由は、考えてみるとこれまでにもちょこちょこスポットは当たっていた。第一話は居眠り、第3話は川辺の妹達が黒板に書いた絵をノートに写す、第5話は校庭でダウジング…。変わった子だなぁと印象付けておいて今回は主役ということだ。

変わったことをしていたのには、理由があった。成育歴に関わることだったが、生後間もなく捨てられて施設で育ち、現在の両親の養女として育ったというのだ。大切に育てられていないかのように話していたが、櫻井・若葉両先生が家庭訪問すると、そうではなかったことが判明。真由自身が本当の両親に対してのやりきれない気持ちを募らせていたのであった。

そこへ真由が凛久を連れて帰宅。凛久は真由が教室を飛び出したとき、机の上に落ちていた“自殺入門”と入ったレシートを見て、真由のものだと思い込み気になっていたのだった。先生たちが家にいるの見て、真由は凛久と一緒に学校へと逆戻り。真由は地下基地の話を自分の妄想だと言いつつも、学校の地下へと向かった。そこへ櫻井先生が追い付き、凛久も地下室へとついていく羽目に。。。地下室で話す3人。真由は自己否定を繰り返す。“そんなことない!”とかばう凛久を突き飛ばし、真由はそこから飛び出していった。それも外からかぎを閉めて。

自暴自棄になると何をするか分からない。心配をしている人を地下室に閉じ込めてどうするねん!自分は可哀そうな人、とだけ思って人はどうなってもいいとでも思ったのかね。

地下室から脱出するべく、櫻井先生のサバイバル活動がまた始まった!ドライバーを作ると言って、机の脚を削り始めたのだ。もうこれくらいでは驚かなくなったが(^_^;)そんな中、凛久がポツリと言った。“生まれてくるのが嫌だから泣きながら生まれてくる”真由から聞かされた言葉だ。櫻井先生は、それを真っ向から否定するのではなく、静かに話しを進めた。

これまたいつものことながら、話が長い。説教を聞いているようだという感想を持つ人もいるようだが、結論が出るまで確かに長いような気がする。言っている内容は、そうだなぁと思えることも多いし、変なことは言っていない。でも毎回毎回語られてはやはり飽きてしまうのも無理はないような気がする。

「全てを失った人は、泣き叫んだりしない。ただ茫然と立ち尽くす。」
櫻井先生、いや織田さんはそういう場面を見たことがあるのだろうか。それは定かではないが、阪神淡路大震災を経験した私は、その一部だったのかもしれないが実際に目の当たりにした。地震が起きて数時間後、実家の神戸へと向かった。前へ進むことができず、途中で引き返してきたが、車の中から見た光景に、“ただ茫然と立ち尽くす”人たちを何人も見かけた。自分自身も何がなんだか分からなかったことだけはよく覚えている。

「祭りは、もう一度泣くことや、もう一度笑うことを思い出す。」
数年間、お腹の底から笑うことが出来ない時期を経験したことがある。パニック障害のせいだ。笑わないというのではなく、笑えないのだ。全員が笑ったとしても、自分だけが笑えない。これほど辛いことはない。久し振り笑えた時、“生きているんだなぁ”と思った。櫻井先生のセリフにもあったが、これもその通りだと思った。

次の日の教室に、真由はいなかった。櫻井先生が探し回って戻ってきたところへ、クラスの皆へ一通のメールが入る。“今夜、地球を救ってみせるという方、校庭に来て”という内容。真由からのメールだと思われた。櫻井先生は凛久に返信させた。“地球は俺が救う”と。櫻井先生は、真由のSOSと信じたのだ。校庭には結局いつものメンバー数名も集まり、そこへ真由が現れた。夜中の12時、UFOが現れるかと思いきや、校庭には“HAPPY BIRTHDAY MAYU”と浮かび上がった。真由の誕生日を祝う演出だった。教室へ場所を移し、真由の両親も駆け付けた。これまで“のっぺらぼう”でしか書けなかった両親の顔を真由はしっかりと描くことができた。真由と両親が始めて会った日、祝福される日、と櫻井先生に教えられた真由の心が開かれたのだった。

櫻井先生がこれだけの演出をしている間に、凛久から“先生の仕事じゃない”と指摘されていた。確かに、先生の仕事は生徒に勉強を教えることだ。櫻井先生の場合は、なぜこのようなことをしているか。“もう二度と大切な教え子を失いたくないから”というのだ。極端な例だとは思うが、やはり勉強を教えるだけが先生の仕事ではないと思う。勉強を教えるにしても、人間関係を築かなければうまくいかないことも多々ある。知識だけを得ようと思えば、参考書などの書物を読み考えればそれでいい。自分で考えて調べればそれで用は足りるはずだ。そう考えれば、先生という生身の存在は、ただ知識を与えるだけのそれではないと言っても過言ではないと思う。

真由の問題は、今回の3分の2程度で円満解決したようで、また枝葉が濃いイメージがした。履修不足問題も、教育委員会を巻き込んで暗幕に包まれていったようで、教育委員会内も真っ黒の不正なのか?!と嫌~~なイメージをもたらされた。はたまた、“自殺入門”のレシートが暗示していたものは、次原雪乃という新キャラが絡み、八朗を巻き込んでとんでもない方向へと導いて行きそうな感じ。どちらに重きを置くのかわからないが、中途半端な印象にならないようにしてもらいたい。製作者からしたらいらぬ心配だろうが。
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